その金額で買取、下取りしてくれる訳ではないがサーブの相場を把握しておくことが重要である

サーブ・オートモービルはスウェーデンの自動車メーカーであり、航空機・軍需品メーカーであるＳＡＡＢの自動車部門として、1947年に設立された。一時はサーブ・スカニアという社名であった。一般にはサーブ、ＳＡＡＢとして知られている。第二次世界大戦の終戦翌年の1946年に2サイクルエンジンを搭載した前輪駆動車「92001」を完成する。水滴系のボディ、強固なモノコック構造などは航空機メーカーの特色が現れている。ボディ設計時には、当時珍しい風洞実験が行われ、ＣＤ値0.32を実現していた。また、雪上を走行を考慮して、車体下面にカバーが施されていた。量産仕様「92」は1950年に販売が始まった。横置き2ストロークエンジン、前輪駆動、空力設計の車体をもつ個性的なクーペである。発展モデルも含め製造は1980年まで続けられた。またエンブレムは架空の動物「グリフィン」がマスコットとなっており、鷲の頭にライオンの体、しかも翼つきである。グリフィンは黄金を守る怪獣といわれ「守護、強さの象徴」とされている。その他に変わっているところといえば、イグニッションキーの位置であり普通の車のようにハンドルの脇にはなく運転席と助手席の間にある。これは運転手になにかあった時に助手席からでもエンジンをストップできる、衝突の際にキーで足などを負傷するリスクをなくす為ということである。またライトのスイッチの位置と形、変な開き方をするボンネットもそうである。この車の相場を調べるためには中古車販売しているところで、自分の車と同じ車種、同等の走行距離、年式などをチェックすれば中古車市場でどのくらいか確認できる。しかしその中には設け分が含まれているため、その金額で買取、下取りしてくれる訳ではないがサーブの相場を把握しておくことが重要である。