ポルシェの中古車を探したいなら

ひとくちにポルシェの中古車と言っても、台数もモデルもかなりの数が出ているので、もし探したいなら、自分の好みがどのへんのものかを先に把握しておくと良い。 ポルシェならどれでも良いというのであれば、見つけるのにそう苦労はしないだろう。 先日も知り合いが一台見つけて、ほぼ即決で買い取っていた。 彼は色には特にこだわらなかったので、真っ赤だろうとシルバーだろうと、ポルシェとしての性能が楽しめればそれで良いと最初から割り切っていた。 そういう考え方もひとつ、ある。 実際にはそれぞれの好みがあると思うので、お店の人に、どういったモデルが出やすいのか傾向を聞いてみるのも良いかもしれない。 中古を探すにあたって、日本車を探す時ほどには走行距離を気にする必要はないと個人的には思っている。 さすがに１０万キロを超えていると、しっかりとしたメンテナンスが必要になるが、それはそれで楽しいというなら余計に気にすることは無い。 まさに走り続けるために生まれた車が、そこらの距離でへたれることはほとんど無いと自信を持って言えるからだ。 そもそもドイツの車は総じて評価が高い。 質実剛健と言う国民性を映しているかのようなタフなエンジンを搭載していながら、デザインは確実に洗練され、他に類を見ない仕上がりをやすやすと見せてくれるからだ。 それは、中身が良くても外見がちょっとね、とか、外見は良いけど中身がね、なんて言われる中途半端なものを決して作らない長年の信頼が培ったものだ。 しかもここはレーシングカーを主に生産していたメーカーだ。走りに遜色があろうはずがない。 今では幅広いモデル展開を見せているが、初期の、いわゆる「外車」に憧れていた少年時代を経験した者にとって、自分の手で運転出来るようになった現代はまるで夢のようだと思うことがある。 まさか自分でこの車を買える日が来るとは、と、運転席に乗り込んだ時には感動の波が襲って来たほどだ。 この感動は一生褪せることがないだろうと思う。