イタリアの由緒ある伝統メーカー　アルファロメオ　中古車

第二次世界大戦以前から自動車レース界の強豪でもある、高性能車メーカーとして成功し、戦後もランチアと並びイタリアを代表する上級車メーカーとして知られた。しかしいずれも高い車しか販売していないため売上が著しく、経営難に陥った後の現在はイタリア最大手のフィアット傘下にあって、ブランドイメージのスポーツ性を前面に出した車の開発、生産を担っている。同社の車の特徴として、創業地・ミラノ市の白地に赤い十字架とヴィスコンティ家の紋章であるサラセン人を呑み込む竜を組み合わせた紋章を頂く楯を表現したフロントグリルを持ち、いかにも高級車という雰囲気を醸し出している。フィアットの傘下となって久しい今日でも、その外観の独自性は失われていない。ちなみにフェラーリ初代社長のエンツォ・フェラーリは1920年代から1930年代にかけ、アルファ・ロメオのレース部門のドライバーをしていた。後に独立し、フェラーリ社を設立することとなる。後年、彼は自分の名を冠した車でアルファ・ロメオ車に勝利したとき、「私は自分の母親を殺してしまった」という複雑な感慨を周囲に漏らしたというのは有名な話だ。実はこのアルファロメオ。新車でもそんなに値段は張らないのだ。一般的なモデルんでんは260万から買うことが可能だ。もちろん上級グレードともなると600万を超えてしまうが、この名前さえ手に入れば良いという人にとっては、非常に手に入りやすい高級車となっている。中古車に至っては状態によるが、50万円以内で買うことも可能になる。そういった観点から、そこまでお金はかけられないが高級感があり、なおかつスポーツ性能を重視するユーザーにとっては、とてもお買い得といえよう。ぜひこの機会に中古車を探してみてはいかがだろうか。gooやカーセンサーなどには多くのモデルが安く出品されているので、見るだけでも楽しいのではないだろうか。