車買取で気軽に活用ランチア

ランチアときいて我々の世代はまずランチアストラトス、ランチアラリーなどを思い出す。ランチアラリーはWRC世界ラリー選手権のために投入されたラリーカーでストラトスのほうはランチアが製造したピュアースポーツカーである。リトラクタブルヘッドライトと黄色に塗られたホイール、派手なレーシングペイントやスポンサー類のステッカーが特徴で、やはり世界ラリー選手権でのビクトリーを目的に開発されたマシンである。このような名車を生み出してきたランチア社であるが、もともとはイタリア発祥の自動車メーカーである。もともとイタリアではあのフィアットが大衆車から大型車までを揃えて自動車市場を占有していたためバッティングしないようなスポーツカーや高級車類を開発し販売しようとしていた会社の中で特に高性能かつ優良車をつくっていたのがランチアである。量産型車両においてモノコックボディを採用し、独立式サスペンションをつけV型エンジン、5速ギアなどを世界に先駆けて採用したブランドでもある。歴史は１００年以上あり、経営の問題からいろいろなメーカー、グループの傘下になっている。近年記憶に残っているのはフィアットグループの傘下、クライスラーとの統合などである。日本での販売もされたことはされたが、販売数はごく限られていた。排気ガス規制の問題や安全性基準の問題、クリアすべき様々なハードルがあり、国内での販売は実質あまり活発ではなかった。マツダのオートザム系の販売店でもデドラ、テーマが販売されていたものの、これも販売数があまり伸びなかった。しかし希に街中で見かける事はある。ランチアデルタなどである。これは５ドアのハッチバック車ながら、ちいさな高級車とも呼ばれ、内装ではレザーを多用するなど当時活発に売れていたワーゲンゴルフに対抗すべく頑張っていた。日本国内では非常に希少なメーカー、車であり、マニアックな部類に入ると思うが、中古車買取相場など、買取店によってはそのプレミアム性に理解を示しある程度の金額を提示してくれるところがあると思う