ベントレー・モーターズについて
ベントレー・モーターズは、1919年ウォルター・オーウェン・ベントレー(Walter Owen Bentley)により設立された英国老舗高級車メーカーです。
現在のベントレーは、北米マーケットではなく中国(香港を含む)を最大のマーケットとしております。それに次いでアメリカ合衆国、イギリス、日本となっております。
ロールスロイス傘下におけるベントレー
1920年代後半の世界大恐慌の影響を受けたベントレー・モーターズは経営不振に陥った際、ロールス・ロイスがベントレーを買収し1931年にベントレーはロールスロイス傘下となりました。創業者のW.O.ベントレーは1935年にベントレー・モーターズを去っています。
創業者W.O.ベントレーがベントレー・モーターズを去った後、ベントレーはロールスロイスとのバッジエンジニング化が進みロールス・ロイスのオーナーカー版としてベントレーは姉妹車となっていきました。
しかしながらベントレーは、オーナーカーとしてロールス・ロイスとは大きく異なる性格が与えられるなどして差別化がなされておりました。
ベントレー・ターボ(ベントレー・ターボR)などに代表されるスポーティー味付けがベントレーになされ、ベントレーはロールスロイスとの差別化が十分になされ、ベントレーらしさを醸し出しておりました。
フォルクスワーゲングループ傘下におけるベントレー
ベントレーは、1998年フォルクスワーゲンに買収され、ベントレーは2003年BMW傘下になったロールス・ロイスと完全に分離されました。
この年ベントレーは、ル・マン24時間レースにおいて21世紀になってから初の総合優勝をしております。
従前のベントレーは日本円で3000万円以上のモデルばかりでしたが、ベントレー・コンチネンタルGTの登場によりベントレーとして初めて2000万円を切るベントレーを販売しております。
こういったベントレーの価格戦略が奏功しベントレー・コンチネンタルGTは世界的なヒットとなり、ベントレーの販売台数は大幅に増えております。
またフォルクスワーゲン傘下になる事によってベントレーの品質は大幅に上がり、街角にてベントレーにお目にかかる機会も増えております。
王室専用車としてベントレー採用
イギリス女王エリザベス2世即位50周年祝賀記念としてベントレー・ステートリムジンが進呈され、エリザベス2世女王の公務専用車としてベントレーが使用されています。
過去ベントレーがイギリス王室のメンバーの私用車として使用されたことはあったが、意外にもベントレーが公務専用車として使用されたのは史上初の事です。