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茨城県神栖市のお花見へ中古車に母を乗せて行きました

冬の間ずっと母が体調を崩していたので、少し楽になったようだし、元気付けにと思ってお花見に誘ってみたら、意外にも行くと言ってくれたので、茨城県神栖市へと私の中古車に乗せて連れて行きました。 普段もそう歩かなくなっているので、足がちょっと弱くなっていますが、車なら座っていてもらえればいいので、行く気になったようです。 今年の桜はなんとなく花がどこも白っぽい気がしていましたが、山の方へ向かうとそんなこともなくて、母もずいぶん喜んでくれました。 本当はもっと近くの大きな公園でゆっくりお弁当でもと思っていたんですが、地べたに座るのももうきつくなっているようだったので、桜は走りながらあちこち見てもらって、お昼はちゃんとしたお店を予約しておきました。 この時期はお膳も桜の蕾をあしらっていたりしてとても華やかで、連れてきた甲斐があったと思えるくらい母がよく笑ってくれて。 年をとるごとに笑顔が減るような気がするので、連れ出すときはいつも、どうやって笑わせようかと気を配っていますが、やっぱり綺麗な風景と美味しい食事に勝るものはないんですね。 女性はいつまでたっても花よりダンゴですが。 しばらく控えていた甘いものも、その日は特別で、二人でちょこちょこ買っては半分ずつ分けて色んな甘味の味を楽しみました。 子供みたいにコロコロ笑ってくれる声を聞いていると、昔の元気だった頃を思い出して少し切なくなりますが、こうやって少しでも笑顔の記憶を増やして、楽しい、嬉しいと思える時間を増やしてあげるのが、この年になった親への孝行なのかなと思ったりします。 もう、日中はほとんど昔話ばかりで、それも同じことの繰り返しになってしまい、新しい記憶が生まれない、頭に入って行かないみたいですから、こんな楽しい時間も刹那的にまた忘れてしまうのかもしれませんが、それでも、脳みそは笑えばドーパミンが出るって聞いたんで、バカ話でもおふざけでもしてもっともっと笑って欲しいと思ってます。 母と娘で笑い合った記憶がいつもどこかに残ってる、そんなふうに出来たらもう言うことはありませんね。