コンパクトな高級車の誕生　レクサス　CT　中古車

レクサスCTは、2010年3月に行われた第80回サロン・アンテルナショナル・ド・ロト（ジュネーヴ・モーターショー）にて初公開された、初のCセグメント車である。2009年に発表されたコンセプトカー「LF-Ch」を市販用として開発したもので、生産はトヨタ自動車九州が担当する。ヨーロッパでは日本より早い2010年下旬から、北米では2011年春から発売された。日本では2011年1月12日に発売された。遅くなった理由としてはもともと日本はコンパクトカーが主流になりつつあり、すでに多くのモデルが投入されていたので、海外を中心に考えたものである。エクステリアは、全車の統一デザインであるフィロソフィー「L-Finesse」に則り、フロントグリルをヘッドライトより低く配置した"レゾリュートルック"（毅然とした表情）と呼称されるシャープなデザインであり、先に「IS F」（2007年発売）および「HS」（2009年発売）で採用された"スピンドル形状"（逆台形のアッパーグリルと台形のロアグリルに連続性を持たせたインパクトのあるデザインとなっている。スピンドルとは紡績機の糸を巻き取る軸（紡錘）の意）のフロントマスクを踏襲している。このフロントマスクは、翌2012年に発売される「GS（4代目モデル）」以降は更に存在感を強めたデザインにリファインされた上で「スピンドルグリル」という名称を与えられ、レクサス全車種の共通デザインアイコンとして本格展開されていくこととなる。新車価格はCT200で355万円からとなっており、ブランドの中では比較的安めの価格設定となっているため手に入りやすい。それでも高いというユーザーは中古車ではどうだろうか。平均は300万円となっているが、時折200万円台のものも販売されていたりするのでお買い得である。まだまだ年式の新しいこのモデルを、是非とも安価で手に入れてもらいたい。