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希少なスポーツクーペ　いすず　ピアッツァ　中古車

ピアッツァ（Piazza ）は、1981年よりいすゞ自動車が発売していたクーペ型の乗用車である。1981年に絶版となった乗用車・117クーペの後継モデルである。G.Giugiaro（ジウジアーロ）デザインの全高1300mmロースタイルとするスペシャリティクーペ。ジョルジェット・ジウジアーロは、イタリアの工業デザイナーで、イタルデザインの創設者である。俗に「折り紙細工」と言われる直線とエッジの利いたデザインで特に1970年代に一世を風靡した。1999年にはカー・デザイナー・オブ・ザ・センチュリー賞を受賞し、2002年にはアメリカ・ミシガン州ディアボーンの自動車殿堂 （Automotive Hall of Fame）に列せされた。搭載されるエンジンは直列4気筒SOHCターボを搭載し、150馬力を発生する高速走行を可能にしている。4速AT、FR駆動のみ設定で販売されていた。ロータスのサスペンション技術を導入したロータス仕様車(handling by LOTUS)を2グレード、欧州のチューナーイルムシャー社が手がけた、チューニングサスペンション1グレードの構成。ボディーカラーの見直しにより、XEリミテッドハンドリングバイロータスはブリティッシュグリーン・マイカのみ。イルムシャーはトルーパーブルーのみとなる。イルムシャーはL.S.D標準装備。後のモデルにはクルーズコントロールなどの最先端技術も搭載される。全車寒冷地仕様、4名定員。当時の新車価格は218万円と少々高額だったが、この高性能なモデルであれば不満は出なかっただろう。しかし1993年に、いすず自動車はSUVを除く乗用車の開発・生産から撤退し、ピアッツァも消滅した。そのため中古車も非常に数が少なく、手に入れるのは非常に困難であろう。販売されていたとして、おそらくその値段は未だに50万円程度はすることになるので、相当なレトロ好きでない限りは購入することはオススメできない。