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海外で大人気　ホンダ　アスコット　イノーバ　中古車

スタンダードな上級4ドアセダンの兄弟車「アスコット」に対して、流れるような美しさと快適な居住空間を融合させたのが4ドアハードトップ「アスコットイノーバ」である。1992年3月から1996年12月までの約4年間販売された。グラスエリアの広いサッシュ（窓枠）レスドア構造の5ナンバーサイズボディと、2.3Lは2Lオーバー排気量とともに、全幅1,715mmの3ナンバーとなる。ラインナップは、直列4気筒2L 1カム16バルブエンジン（135馬力）搭載の「2.0i」と新設定「2.0iイルミネ」。2L DOHC16バルブエンジン（150馬力）搭載の「2.0Si」。2.3L DOHC16バルブエンジン（165馬力）搭載の「2.3Si-Z」の3グレード+1を設定。トップグレード2.3Si-Zはハイオク仕様とし、15インチアルミホイールやフロントスポイラー、当時では珍しかったクルーズコントロールを標準装備するなど走りを重視して開発されている。4WSと呼ばれる舵角応動タイプ・ホンダ4輪操舵システムと、TCVと呼ばれるTCS＋ビスカスカップリング式LSD＋4WS＋ABS方式が、駆動力をスムーズに配分し、トルクを有効に配分するトランスミッション内蔵タイプのビスカスカップリング式LSDなどの最新鋭装備を設定する。全車電子制御4速オートマチック、2.0iイルミネは5速マニュアルから選べるので、初心者から玄人まで走りを楽しむことができる。当時プリモ店の最上級車であったアスコットのスポーツバージョンとして販売された。同社の埼玉製作所のアコード・アスコットと同じラインで生産されていた英国版アコードをベースにした4ドアハードトップ（サッシュレス）であるが、デザインには大きく異なる部分もある。こちらもベース車同様、日本での売れ行きは良くなかったが、やはり海外では高い支持を得ている。新車価格は180万円からとなっており、決して安くはない。なぜ海外では売れ行きが良かったかは分からないが、日本での売れ行きが悪かった理由は容易に想像がつくだろう。中古車は20万円程度から購入することができるが、あえて購入する者もいないだろう。