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メルセデスベンツG500Lの中古車を購入して

メルセデスベンツG500Lを中古車で購入して乗り始めましたが、さすがの面白さに一気に魅了されています。 何しろ走るのが楽しくて、意味もなく高速に乗ったりしてしまいます。 加速の良さはもちろんですが、振動や音が妙に体の底に響いて来るので、しばらく走り続けるとまるで軽いランニングハイのような状態になってしまうんです。 楽しくて仕方がなくなるんですよ。 最近では環境のためにエコカーが推奨され、音も静かな車が次々と出ていますが、静かすぎるとまるで室内にいるような物足りなさを感じる事がたまにあるんです。 車はエンジンをかけると振動が起こり、走り始めるとエンジン音が聞こえて、これから離陸するようなワクワク感を備えたものが好きなんです。 私が子供の頃は車はまだ特別なものという印象があって、持っていない家のほうが多かったように思います。 あっという間に団地が建ち始めて山が切り開かれたあたりから、次々と車を購入する家が増え、道にも人よりも車のほうが多く走っているような風景が増え始めて、あれよあれよという間に一家に一台の時代から、今や一家で複数台所有していても何もおかしくない状況に変化したんですよね。 まるでおもちゃみたいに可愛い車も次々と出てきて、昔の、まるで箱が走っているような四角い車はすっかり消えてしまいました。 それがどこか寂しく感じもして、近代的な風景ではあるけれど物足りなさもある、そういう感じがするんです。 そう考えるともしかしたら私は懐古趣味に向かっているのかもしれませんが、あの時代にしか無かった良さというのは確かに存在すると思うのです。 実際、このGクラスも販売終了の憂き目に遭いながらも世界中からの熱いラブコールで生産の継続が決まってますよね。 ということは、国や人種に関わらず、いわゆる昔に存在した良いものを大事にしたい人達は多くいるということではないでしょうか。 今後どうなるかはまだ決まっていないようですが、うちはこの車をできるだけ長く乗り続けたいと思っています。そうすることで無くさないものがあると感じているんです。