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さすが砂漠のロールスロイス　ランドローバー社製　レンジローバー・ヴォーグ中古車

レンジローバーの三代目のヴォーグはジャガーのエンジンを積んだものでBMWのそれとはまたっちょっと趣の違う吹き上がりを見せる。内装はやはり英国車といった雰囲気が強く、細部の細工もよく仕上げられている。特にコノリー社製の本皮シートはしっくりと馴染むものだ。走り始めてしまえば十分なエンジンパワーで2.6トン以上ある巨体であることをすっかり忘れさせてくれる。ヴォーグはランドローバー社が放つSUVのなかの最高グレードとなっているため装備も至れりつくせり。昨今のエコカーブームには申し訳ないが燃費を考えなければ常に満足のいく走りを楽しむことができる。実際にラフロードに乗り付けてみるとストロークの長い足とオーバーハングの比較的短いボディで相当な段差に入り込んでもやすやすと乗り越えていくことができる。しかも空調は常に一定に保たれているので非常に快適だ。国内では乗っていけない場所がないぐらいの走破性である。ただこのクルマ、やはりファッショナブルな都会での乗り回しに向いているのでは・・


さてランドローバー社が放つフラッグシップカーであるレンジローバー・ヴォーグは新車で買おうとすると結構なお値段。しかし中古車では数は少ないものの適度な予算で豪華で豪快な走りを楽しむことができる。高級車だけに丁寧に使われていた車が多く、中古車といってもまったく引けをとらないステータスを味わうことができるだろう。まあもっとも気になるのは燃費の問題だが、オーナーからの報告によると一般には7キロ程度は走るとのことである。まあこのサイズとエンジンの大きさから考えれば十分な燃費を発揮しているともいえよう。やはりなんといっても楽しめるのは英国車ならではの細かな細工のレベルの高さだろう。特に印象に残るのは本皮シートのできのよさで表皮のレベルの高さもさることながら長時間座っていても疲れないシートの形状もうれしい。木目を配したインスツルメントパネル類も砂漠のロールスロイスの名に恥じない雰囲気をかもし出す。余裕があるならぜひご購入いただきたい珠玉の一台であろう。