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ジャガー傘下の老舗ブランド　ディムラー　中古車

ディムラーは元々イギリスの独立した自動車メーカーであったが、1960年ジャガーに買収されてからは同社傘下の一ブランドという位置づけになった。60年代以降ディムラーブランドで発売されるクルマはほとんどジャガーのバッジエンジニアリングにより共用のボディやエンジンを使うことになり、両社の見分けはラジエターグリル上のフルーテッドと呼ばれる縦筋の入った波状の形がポイントとなっている。80年代以降のモデルとしてはXJ6Ver3のボディを使った通常ダブルシックスと呼ばれるV12気筒エンジンモデルが86年から91年まで生産され、その後はXJ40のボディ形状でV6、4リッターエンジンを搭載した4.0、さらに92年に同じくXJ40のボディに12気筒エンジンを搭載したダブルシックス、94年に同様のマジェスティックV12、94年にまた名称が戻ってダブルシックス、97年以降はV8エンジンにスーパーチャージャーを搭載したスーパーVRなどが発売されてきた。特に日本へ投入されるモデルは毎年名称と仕様が変更された。


そして軽量アルミボディ版のジャガーが登場したのにあわせて、2年ほど途絶えていたブランドが復活し2005年から登場したのがディムラーである。このモデルには特別なグレードネームがつかず、そのままブランドタイトルが社名になった。内容はスーパーV8そのものであり、エンジンの仕様もそのままであった。インテリアには象牙細工のバーウォールナットウッドパネルや、後席にはマルチメディアエンターテイメントシステムが装着され、エクステリアは伝統的なフルーテッドグリルや18インチアロイホイールなどが装備されることとなった。2007年に完全な新型のXJが登場するまでは、こうした年式ごとの名称変更が繰り返され国内市場としては判りにくいが、とにかくこのモデルがトータルでフラッグシップブランドとなっていることは間違いない。国内の中古車市場ではこのブランドはそれなりに流通しており、こまめに探せば新車価格よりかなり安い価格で良質な中古モデルを見つける事が出来そうである。特に2003年以降の軽量化モデルはお勧めだ。