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イギリスの誇る最高級サルーン　ジャガーXJ6　中古車

ジャガーXJ6は1968年のデビュー以来、ジャガーの主力車種として君臨し続けるイギリスきっての高級サルーンである。二代目はコードネームXJ40系となり1986年に発表されている。エンジンのラインナップは2.9リッターと3.6リッターの二本立てとなり、同じボディはダイムラーにも用意されることとなる。さらに1990年にはマイナーチェンジが行われ、エンジンバリエーションは3.2リッターと4リッターとなりよりパワーアップがはかられる様になった。ちょうどこのころ同社はアメリカのフォードに買収されたこともあり信頼性の向上に重点が置かれるようになる。その結果故障は格段に少なくなり、日本でもとても乗りやすい車のひとつとなっていった。三代目のX350は、2003年に登場し見かけはあまり変わらなかったがオールアルミボディを採用することにより大幅な軽量化に成功している。さらに2009年7月にはフルモデルチェンジが行われX351として現行モデルとして生産が継続されている。


X350までのモデルはじつに古典的であり、落ち着いた意匠が大きな存在感を示す。切り立ったインパネ周りの造形は正にジャガー独特のものでふんだんに使われるコノリー社の本皮をはじめウォルナットを薄く削って作られている木目のインパネも職人芸ならではの味わいを楽しむことができる。クルマ全体のサイズから考えれば室内はさほど広々とはしていない。この適度な室内空間の作り方もこのXJ6ならではのものといえるだろう。これ見よがしの派手さはないものの、長く使うことによっていいものを買ったと気づかされるような一品でなないだろうか。もちろん新型者は新しい技術満載で、それはそれで楽しめるが最もお奨めなのは90年代後半から2000年代初頭のモデルだろう。昔ながらのXJ6の乗り味を存分に楽しめながら、しかもクルマの年の故障のリスクもかなり抑えられるメリットがある。なにより市場には中古車の台数も比較的豊富で、探せばかならずお値打ち価格で手に入るものが見つかるはずである。ぜひお気に入りの一台を見つけて欲しいものだ。