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ポルシェ911をさらにワイルド　ターボ付きクーペ　中古車

まだこれ以上速さを求めるのか。ポルシェの代表とされる911になんとターボタイプが存在した。ポルシェがチャージャーを導入しようとしたのは、1969年頃だという。そして、初めての装着車の登場はみんなの想像通りレースがきっかけであったとされる。そもそもの理由が、ライバルのエンジンに差をつけられても、新しいエンジンを開発する余裕がなかったため、低コストで作れるターボ付きを開発したそうだ。ライバルがいたからこそこういった革新的なものが生まれるのだ。しかし当時はレスポンスが鈍く、立ち上がりまでにラグが発生し時間がかかったため、あまり画期的ではなかったというのが現実のようだ。また、コースにも当然色々と種類があり、直線が多いコースであればよいが、コースによってはラグの解消が重要であったとされる。ラグの解消のため917はブローオフバルブを装着した。ブローオフバルブはスロットルを戻した際に、インテークの中の圧力が高まり回転を落とすのを防ぐため、過給気を大気に開放するための物である。そして917/10は見事に1100HPの高出力を叩き出していた。1976年より量産型モデルのチャンピオンシップが始まり、いよいよ開発人は本気で乗り出し、911ベースのチャージャーレーシングカーが開発されるようになる。930ターボにより量産車レースのホモロゲーションを取得したレーシングポルシェがカレラRSRターボである。911の各エンジンバリエーションから部品をチョイスしRSRは完成した。そしてこのRSRにはインタークーラーも装着され。その姿はまさにレーシングポルシェ911チャージャーの代表車とでも言うべきであろうか。ぜひル・マンを見る機会があったらコイツらを探してみて欲しい。世界には約6万台走っている。探してみれば案外近くにいるかもしれない。最近では湾岸ミッドナイトなどのレースゲームにも登場し、子供たちの人気を集めている。悪魔のZなどと呼ばれている。中古車市場では基本1000万円前後だが、時たま300万円程度の物も出ているようだ。