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軽自動車コンパクトSUVモデル　ホンダ　Z　中古車

「スモール・イズ・スマート」というコンセプトのもとに創造されたスモール・スーパー・ムーバーがこのZである。自動車メーカーであるホンダが、1998年10月から2002年1月までの４年間販売していたコンパクトSUVモデルである。同時期にデビューしたライフとどことなく雰囲気が似ているために同一プラットフォームを使用すると思われがちであるが、FFのライフに対してZは、後席下にエンジン&ミッションを配置するミッドシップ方式を採用しているなど、根本的なところから全く別物と言っても良いだろう。搭載されるエンジンは656ccの3気筒OHCで、NA仕様が52馬力、ターボ仕様が64馬力の、軽自動車としてはかなりのハイパワースペックを持つ。組み合わされるミッションは4ATのみの設定で楽に運転をすることが可能である。駆動方式は4WDで、デュアルポンプ式ではなくビスカスカップリングを用いたリアルタイム4WDとなっている。そのためオフロードや、クロカン用に用いられることも多いため、その層に大変人気が集まっていた。フロントにマクファーソンストラット、リヤは半固定タイプとも言えるド・ディオンアクスルが採用される。また、タイヤも標準で15インチという大径サイズが与えられ、ラフロードでの走破性を向上させている。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、ロードリミッター&プリテンショナー付きシートベルトを標準で装着するなど、当時としては最高の安全基準を満たしていた。一層魅力あるボディカラー設定がなされている。新車価格は105万円からとなっており、このタイプの形バンモデルなら比較的安い部類に入るだろう。また中古車も高くても30万円程度で購入できるので、もし同タイプで迷っているのであればこのモデルは値段と広さで個人的にオススメできる。クロカンを行うユーザーにとっては車は消耗品であるという価値観があるためどうしても安価で手に入れなくてはならなくなる。そういった場合に、このような型落ちの安価な中古車は非常に重宝されるだろう。