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低価格コンパクト　フォルクスワーゲンアップ　中古車

チェコ・スロバキアが販売するコンパクトカー。正式な位置づけはフォルクスワーゲン・フォックスの後継モデルとなるが、日本を含めて導入されていない国ではフォルクスワーゲン・ルポの後継モデルとなる。最終組み立てはスロバキアのブラチスラヴァ工場。高い質感と大人4人が無理なく乗れる室内スペースを確保した上で、低価格で購入できることを目指して開発された。ボディサイズは軽自動車規格より一回り大きく、日本車の1Lコンパクトクラスよりやや小さいため、最小回転半径は全グレード4.6mとかなり小回りが効く。ボディの67%に軽量化と高剛性を両立させる熱間成型鋼板や超高張力鋼板を採用しつつ、2ドア版で車重900kgという軽量を実現しながら高い安全性を実現し、コンパクトカーながらユーロNCAPで最高の5つ星を獲得している。発売開始時の約9,850～13,700ユーロという低価格実現のためパワーウィンドウはフロントのみでスイッチは各ドア毎の個別配置となっている。リアウィンドウは3ドアモデルが固定の“はめ殺し”で開くことすらなく、4ドアモデルも前側のヒンジを支点に開閉する方式で後端が外側に数cm浮き上がる程度と、徹底的にコストダウンしている。そしてドアミラーは手動格納式になっており、給油キャップのロックにメインキーを必要とするなど、その他装備もかなり簡易化している。グリルレス風のフロントマスクを持ち、サイドガラスのグラフィックは3ドアと5ドアで異なり、ガラス下端のラインが5ドアはストレート、3ドアは後端で跳ね上がるという少し変わった形状だ。大きな黒いガラスを備えたハッチゲートはスマートフォンを模したと言われる。ここまで価格を下げた割には日本円で150万から200万円程度するため、日本人にはかなり慣れないのではないだろうか。発売されたばかりのため、未だに中古車も150万前後とかなり高いため、正直今買うのはどうだろうと思う。それだったら日本車の新車を買ったほうが機能も揃っており利口と言えるのではないだろうか。