スーパースポーツであるダッジバイパーの中古車

ダッジバイパーは1992年に登場したアメリカンスーパースポーツです。エンジンはV型10気筒OHVで、排気量は8000ccあり、市販車では最大級クラスで、最大出力450ps、最大トルク67.7Kgと、欧州産のスーパースポーツに引けをとらないスペックとなっています。モータースポーツでは主に耐久レースに参戦していて、数多くのレースで勝利を勝ち取っています。現在中古車市場に多く出回っているものは2代目で、2002年以降のモデルとなります。2005年の車が多く、中古車の相場価格は600万円前後で、2代目後期の2010年モデルでは1000万円前後が相場となっているようです。この2代目は、エンジンはV型10気筒と同じですが、排気量は8400ccにボアアップされ、最大出力は608psにアップしています。また、最大トルクも77.5Kgと非常に強力で、それに応じて他の部分も強化がされています。この2代目はダッジとしては最終モデルとなり、3代目はSRTバイパーに引き継がれました。


2012年以降の3代目は、エンジンは2代目と同じdすが、ピストンやインテークマニホールド、エキゾーストパイプなどの排気系の改良によって、最大出力は649psまで上がり、最大トルクも83Kgと、ナチュラルアスピレーションでは世界最大のパワーを誇ります。ボディやシャシーにも手が加えられ、シャシーは剛性を50パーセントも向上しています。また、ボディにはカーボンファイバーやアルミニウムを多く使用することで、2代目よりも45Kgの軽量化が施されています。ダッジバイパーは非常にパワフルなスペックの車ですが、数多くの記録もあります。世界中の多くの国際クラスのサーキットでは多くのベストラップを記録しており、まさにモンスターですが、中古車を購入する場合にはそれなりの覚悟も必要になります。まずは排気量の大きさで、当然ですが燃費も悪くなります。おそらくリッターあたり2、3Kmくらいでしょう。また、トルクが大きいので、クラッチが非常に重く、街乗りでは苦労します。購入するにはスポーツカーということを認識する必要があるでしょう。