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復活の象徴的であるモデル　アバルト　500　中古車

アバルトは、かつてイタリアに存在した競技用自動車専門メーカーである。1949年にトリノに設立され、おもにフィアットの自動車に改良を加えた物を用いて自動車競技への参加、自動車部品や改造車の販売などを行っていた。しかし経営不振に陥り、1971年に国内最大の自動車会社フィアットに買収され、その後しばらくは同社の自動車競技部門に関与するなどしていた。1990年代以降にはフィアット車のモデル名に名を残す、いわゆる社内ブランドにまで会社を持ち上げている。現在はフィアットの自動車部門を統括するフィアットオートモービルグループ社のもとに、再組織されており2007年に設立された新生アバルトは、モータースポーツの人気度をさらに高めるため、アバルトグランデプントに続く第2のモデルとして、新型チンクエチェントを誕生させた。同社のシンボル的な存在である、現行フィアット500をベースにし、1,368cc直列4気筒16バルブターボチャージドエンジンに、5速マニュアルギアボックスを装備し、小型ながらもハイパワーを発揮する。フロントエンドは、3つのパーツからなるエアインテークの中央のインテークは、ベーシックモデルより大きな開口面積となり、吸気を良くし燃費を向上。ナンバープレート上方のアッパースロットの幅も拡げた。リアエンドは、ディフューザー一体型のリアバンパー、デュアルエキゾーストパイプ、リアルーフスポイラーといったスポーティーな車体となっている。インテリアは、スポーティーなグラフィックの専用メーターパネルと、アナログ式の過給圧計、レッド/ブラックのレザーで仕上げられた専用デザインスポーツシート、下部がフラットなD形状とした3スポークのレザーステアリングホイールや、ラバーインサートの入ったアルミ製スポーツペダルなどを特別装備している。新車価格は２７０万円程度で購入できる。発売されて間もないので中古車も同等の値段である。