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ポルシェ　カイエンターボ　新しい機能を搭載　中古車

このモデルはターボが搭載されポルシェを引き継がれていくことになる。過給機の搭載とともにボッシュのMKモトロニック燃料噴射装置も搭載されトルクが大幅にアップしている。さらにスポーツサスペンションを投入し幅広タイヤもセットされたことからRVスポーツとしては世界ではじめてスポーツチューニングをしたバージョンとなった。95年には新型ターボRが登場し燃料噴射装置がザイテック製に変更となり、4速オートマチックも導入されることになる。これで97年のRTが登場するまでに世界でおよそ7000台が生産・販売されたことになる。94年には通常のモデルでは我慢できない究極のモデルを欲するミリオネアアユーザーのためにSというイニシャルのついた特別なモデルも世界で100台限定販売されている。こちらはギャレットエアリサーチ社の過給機が搭載され、特別なエンジンマネージメントシステム・ザイテックも採用された。さて、このクルマは結構日本市場でも販売されたようでかなりの時間を経た今でも中古車市場に登場する。価格は80年代のモデルですでに28年近く経ったモデルでも200万以上の価格がつけられており、程度のいいものではいまでも500万近辺で販売されている。まあもはやコレクターズアイテムであるため一般的な中古車の価格設定とはかなり異なるもので、あくまで需給バランスで販売価格が決まっていくものだろうとは思うが、とにかくそれなりの価格で流通しているのは大変興味深いものがある。もちろんそれ以外のカイエンも市場には登場してくるため、この領域で中古車を探そうとすると予想以上に様々な選択肢がでてきて、かえって面白いかもしれない。価格もさることながら、気になるのは購入後のメインテナンスの問題だ。専門店からの購入であれば部品の供給を含めて心配はないし、総輸入元のコーンズで面倒をみてもらえるクルマであれば一番安心できるのではないだろうか。高級車といっても定期的に面倒をみてあげるのが一番である。そのあたりも考慮して購入を検討したいものだ。