ニセモノ

先日、テレビを掛けていたらチョット面白い番組が入りました。

ニセモノ、模倣品に関するものでした。

どこの国の特集だったかまでは思い出せないのですが、

空港などの税関で、そういうニセモノの摘発をしている特集でした。

中古車用なのか新車用なのかはわかりませんが、

三菱やトヨタなどの、一流企業をマネして作っているクルマの部品なども

画面では数多く紹介されていました。

きちんと、メーカーのロゴを入れているので見た目では

一瞬本物と間違えてしまいそうなのですが、

原産国表示と運んできたコンテナの国表示などが異なっていたり、

またメーカーのロゴを指でこすっただけで、にじんだり消えてしまうという

かなり粗悪な、というか程度の低いと感じられる偽装レベルのニセモノでした。

中の製品そのものも、本物に比べるとかなりお粗末なものでした。

例えばブレーキパッドなどは、数回使用しただけで煙がでるような代物。

ひどすぎて話にならないですが、使用しないと分からないかもしれません。

でも気が付かれることなく輸入して出回ってしまえば、

相当の額の売り上げになるでしょうし、

その分、そのロゴを使用されたメーカーそのものへの悪評となって

被害を被る事になるんでしょうし、かなり深刻だと思います。

でもそんな違法な品物を、ひとつひとつ水際で防ぐしか方法がナイそうです。

理由はかなり意外なものでした。そのニセモノの商売で得た利益で

経済が成り立っている国というが多数存在しているからでした。

本当に驚きです。

持ちつ持たれつとは言いますけど…なんだか複雑な気持ちです。