いやー、時代は進みましたね。
昔はまったく存在すら無かった、エア・バッグ機能。
そもそもは運転手を、事故の時の(ハンドルなどへの)固いものとの
衝突から来るダメージから守るために、設計されたものでしたけど。
今や、どんどんその占める場所が広がってきましたね。
ちょっと前に、助手席に乗った方を守るために
ダッシュボードのうえらへんから出る、エア・バッグが作られ、
その次は、左右のドアポケットのあたりから出るエア・バッグが作られました。
そして、このたびの守る対象は、車の中の人ではなく、外の人間。
なんと、歩行者を守るためのエア・バッグまで登場しました。
考え出したかたは、本当に素晴らしいなと思います。
バッグが出てくる場所は、ボンネットの裏側にあたる部分です。
そこから、フロントガラスを覆うくらいの巨大なエア・バッグが出現し、
歩行者が硬いフロントガラスや、エンジンなどにぶつかって
体を損傷するのを防ぐ、というのが目的なんだそうです。
バッグで衝撃を吸収してくれるんなら、万が一ぶつかっても
遠くまで、高々と跳ね飛ばされたりする確率も下がるかもしれませんね。
ということは、自然と交通事故死亡率の低下にもつながりそう。
あっと思った時にはもう間に合わない、というのが車の短所ですが、
それを少しだけ補ってくれる存在になるような気がします。
標準装備になって、中古車にまで出回るのはもっと先かもしれませんが
悲しい事故を少しでも減らすためにも、早期導入を期待します。